朝、メールを確認し、今日の予定を見て、昨日のメモを読み返す。Xの投稿への反応も気になるし、ほかの作業をしながら情報収集も進めたい。

一つひとつは小さな作業でも、毎日積み重なると、それなりの時間がかかります。

今回、こうした日々の作業にAIエージェント「Grok Bot」を使ってみたところ、Xの反応の記録から予定の整理、情報収集まで、さまざまな仕事を任せることができました。

特に便利だと感じたのは、自分が別の作業を進めている間にも、情報を集めたり、決まった仕事を進めたりしてくれることです。

この記事では、実際に便利だった使い方と、使い続ける中で感じている課題を紹介します。

Grok Botとは? 指示した作業を進めてくれるAI

Grok Botは、会話で指示した作業や、あらかじめ設定した定期的な作業を進められるAIエージェントです。

一般的なチャットのように質問へ答えるだけでなく、クラウド上のパソコンを使い、アプリやブラウザを操作しながら作業を進められることが特徴です。公式ガイドでは、チャットでの指示に加えて、スケジュールや外部サービスのイベントをきっかけに動かす方法も紹介されています。

例えば、毎朝同じ時間に予定を整理したり、投稿への反応を定期的に確認したりできます。どこまで任せられるかは、連携するサービスや権限、設定によって変わります。

参考:Grok Bot 101(公式ガイド)

朝、予定を確認する前に「今日やること」が届く

Grok Botを使っていて、日常的に便利だと感じるのが朝のリマインドです。

毎朝、メールやカレンダー、前日のメモをもとに、その日にやることをまとめてもらっています。

通常であれば、それぞれを自分で開いて確認し、「今日は何から手をつけよう」と整理する必要があります。Grok Botにまとめてもらうことで、まず一日の全体像をつかんでから仕事を始められます。

メール、予定、メモをそれぞれ確認する手間を減らせるため、朝の情報整理に役立っています。

Xの投稿への反応を1時間ごとに記録

Xと連携できる点も便利でした。

投稿後のインプレッション数、いいね数、引用数を、1時間ごとに自動で記録してもらっています。インプレッションとは、投稿が表示された回数のことです。

投稿の反応を確認したい場合、通常は時間を空けて何度も画面を開き、数字を記録する必要があります。Grok Botに任せることで、後から投稿への反応を振り返りやすくなりました。

また、数字だけでなく、返信や引用の内容を読んでまとめることもできます。どんな反応があったかを把握しやすく、投稿や返信を任せることもできました。

YouTubeの投稿やプロフィール設定も依頼できた

Grok Botには、YouTubeの投稿やプロフィール設定といった日常的な作業も依頼できました。

こうした作業は一つずつ見ると難しくなくても、ほかの仕事の合間に対応していると、意外と手が取られます。クラウド上のGrok Botに作業を頼むことで、自分は別の仕事を進めながら対応を任せられました。

細かな作業のために、何度も手を止めなくて済む。 そこに、使ってみて感じた価値があります。

開発作業を続けながら、情報収集はGrok Botに任せる

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画像の代替テキスト:パソコンで作業する人と、予定整理や情報収集を手伝うAIのイメージ

開発中の情報収集にも活用しました。

パソコン上のCLIから作業を進めつつ、GitHubのIssueを通じてGrok Botとやり取りし、Xの情報検索を任せる使い方です。

CLIは、文字を入力してパソコンに指示を出す操作画面のことです。また、GitHubのIssueは、作業の依頼や進捗を記録するための機能です。

この方法では、自分が開発作業を続けている間に、Grok Botに別の情報を調べてもらえます。調査結果を確認してから、その後の作業を進められるのが便利でした。

Qiita記事の予約公開まで依頼できたのも印象的でした。Grok Botとの連携については、Qiitaの記事でも紹介しています。

Qiitaの記事を見る

不便は少ない一方、Botが増えると管理に悩む

実際に使ってみて、今のところ大きな不便はあまり感じていません。

強いて挙げるとすれば、Botを役割ごとに増やしていく中で、どのBotに何を任せているかの管理はまだ試行錯誤している点です。

例えば、情報収集用、投稿管理用、予定整理用とBotを増やしていくと、それぞれの役割を把握する必要が出てきます。便利だからこそ、増やした後の整理も考えたいところです。

この点は、私も、うまく使いこなしている人の運用方法を知りたいと感じています。

まずは、繰り返し発生する小さな作業から

Grok Botを使って感じたのは、AIに仕事を任せる場面が、文章の作成や質問への回答だけでなく、日々の細かな業務にも広がっているということです。

今回の体験では、特に次のような作業で便利さを感じました。

  • Xの投稿への反応を定期的に記録する
  • メールや予定、メモから一日のタスクを整理する
  • YouTubeの投稿やプロフィール設定を進める
  • 開発作業と並行して、Xの情報を調べる

導入を考えるなら、まずは「毎日確認している情報」や「定期的に繰り返している作業」から、一つ試してみるのがおすすめです。

例えば、毎朝の予定整理を任せて、まとめられた内容を自分で確認するところから始めると、使いどころをつかみやすくなります。投稿や設定変更のように外部へ影響する作業を任せる場合は、連携するアカウントや操作の範囲を確認し、内容を見ながら進めるとよいでしょう。

小さな作業を任せられるようになると、その分、自分が考えるべき仕事に時間を使いやすくなります。