朝、Googleカレンダーを開いて今日の予定を確認する。次にGmailを開き、返信が必要な連絡がないかを見る。会議の内容を振り返りたいときは、Google Driveから文字起こしのドキュメントを探す。

一つひとつは普段からやっていることですが、そのたびに画面を行き来して、自分で情報を取りにいくのが面倒でした。

そこで、ChatGPTのDotsを使い、朝の予定やメールの確認、会議の文字起こしの要約を頼んでみました。

dotに何を頼んだか

Dotsは、仕事の確認や情報整理を手伝うAIアシスタントを使えるChatGPTの機能です。この記事では、私が作業を頼んだアシスタントを「dot」と呼びます。

頼んだのは、主に次の三つです。

  • Googleカレンダーから、その日の予定を確認する
  • Gmailから、返信や対応が必要そうなメールを拾う
  • Google Driveにある会議の文字起こしを読み、内容を箇条書きにする

朝の予定とメールは、出勤前に確認できるよう、毎朝決まった時間に知らせてほしいと伝えました。会議については、会議後の文字起こしドキュメントをもとに要約してもらうよう頼みました。

依頼した内容を整理すると、次のようになります。実際の会話をそのまま載せたものではなく、説明用に書き直した例です。

毎朝、Googleカレンダーで今日の予定を確認してください。Gmailでは、返信や対応が必要そうなメールを選んで、予定と一緒にまとめてください。

会議後は、Google Driveにある文字起こしのドキュメントをもとに、会議の内容を箇条書きで要約してください。

画面を一つずつ開く手間が減った

dotに頼んでからは、まとめられた内容を会話の画面で確認できるようになりました。予定を見るためにカレンダーへ移動し、連絡を見るためにGmailへ移動する、という手間が減ったのがよかったです。

今日の予定と対応が必要そうなメールをまとめた架空の表示例

会議の文字起こしも、自分でドキュメントを開いて内容を追っていたので、要点をまとめてもらえるのは助かりました。

毎回指示を出さなくても、設定した時間に情報を確認できるようになり、その分、別の作業に時間を使えました。私にとっては、いくつもの画面を見て回る面倒さが減ったことが、一番の利点でした。

「メールを教えて」だけでは足りなかった

使っていて気になったのは、具体的に指示しないと、自分が求めている内容が届かなかったことです。

メールなら、私が知りたかったのは「何が届いたか」に加えて、「自分が返信する必要のあるものはどれか」でした。

頼み方の違いを、説明用の例にするとこうなります。以下も、実際の会話ログをそのまま引用したものではありません。

  • 目的が伝わりにくい頼み方:「今日届いているメールを毎朝教えて」
  • 知りたいことまで伝える頼み方:「届いているメールから、返信が必要そうなものをピックアップして」

「メールを教えて」だけで、こちらが返信の要否を知りたいところまで察してもらうのは難しいと感じました。何を見るのかだけでなく、見たうえで何をしてほしいのかまで伝える必要がありました。

今回使った範囲では、文脈からこちらの意図を予測して対応する点には、まだ物足りなさを感じています。

作業ごとにdotを分けたいとも感じた

私が今回使った環境では、作業ごとに別のdotを用意することはできず、一つのdotで複数の作業を管理していました。予定やメールの確認に加えて、SEOの調査なども同じdotに頼んでいます。

扱う仕事が増えると、「予定・メールを確認するdot」「SEOの作業をするdot」というように、用途ごとに分けたいとも感じました。

ただ、OpenAIの公式案内では、今後はdotを追加できるようになると説明されています。2026年10月16日に確認した案内には、具体的な提供時期は書かれていませんでした。今回感じた不便さは、今後変わるかもしれません。

参考:OpenAI「Introducing dots」

使ってみた感想

朝の情報確認を任せる使い方は、私には合っていました。ただ、欲しい回答を受け取るには、「返信が必要そうなメールを選んで」のように、確認する目的まで伝える工夫が必要でした。